ニュースより
聖職か、それとも自らの老後か−。
埼玉県が2月から職員の退職手当を引き下げるのを前に、
3月末で定年退職を迎える教員100人以上が1月末での退職を申し出ている問題で、
「駆け込み退職」は同県だけでなく、佐賀県や徳島県など全国に波及していることが分かった。
最も多忙な年度末に、個人的なカネが事情の“逃亡”については、
現場から「あり得ない」と非難の声が渦巻いている。
警察官も教師も“金の切れ目が…” 退職金減額前「駆け込み辞職願」乱発1ヶ月早く退職する教師や警察官に
《守銭奴》といわんばかりに冷ややかな扱いです
私は、こういう選択肢があるような減額の決め方の方が問題だとおもいます
まるで、踏み絵ですよ
私も数年前を思い出しました
連れ合いが勤めていた会社でも、企業年金の見直しがあって、
彼の定年の年から引き下げが適用されることになりました
(引き下げ案が決定したのは連れ合いの定年の2年前)
1年分の年収を差し引いても、平均年齢まで生きれば
500万円以上の違いがありました
それ以上生きたら、だんだん差は大きくなる


正直、私は1年早く、退職して欲しいと思いました
連れ合いはいつも、定年を夢みていて
《定年になって

、自由になったら

・・・》
と、嬉しげに話していましたから・・・
仕事に未練は無いはず・・・とは思うけれど
喉元まで《退職を一年繰り上げたら?》って、でてたのですが
結局、言えませんでした
連れ合いは見栄っ張りだし、明らかにお金のためとわかるような辞め方はできないでしょう
男の見栄と意地ですかね〜
でも、その時に早く辞めた人のこと
私は、内心、羨ましく思っています
今となっては、誰に対しての、見栄や意地だったのかわからなくなりました
今回の教師や警察官に対しての非難は、やっぱりおかしいと思います
教師も1月末で辞めても、もしそんなに大切な後の1ヶ月なら
臨時職員になってでも教えられるのではないでしょうか
辞めた先生を非難する保護者のかた
あなたの家庭に同じことが起こっても
笑って受け入れられますか?
☆ ☆ ☆
“連れ合いの定年と私の退院祝い”を記念して
子どもたちからプレゼントされたのが
ボス です