帰省する際に、心していることがあります。
母と喧嘩

しないようにすることです。
若いころから折り合いが悪く、いがみ合って喧嘩ばかりしていました。
似た者同士ってことかもしれません。
小さいころには、母は病弱?だったせいか
《あなたが大人になるまでは生きてないだろうから、後で困らないように、今厳しく育てているのです。》
これは母の口癖でした。
私から見ると、厳しくではなく、母のわがまま、ヒステリーの捨て所にされているように感じました。
一時は 《もう母親はいらないから・・》と、神さまにお願したこともありました。
父が生きている頃
《お父さんも大変な悪妻に当たって、一生の不覚だったね》 と私が言ったら、父が
《あいつはわがまま者だけど、儂にはない度胸と明るさがある。
情に厚いし、一緒にいて面白い、いいところも見てやれ。》
と言いました。
父は母からの一番の犠牲者で、気の毒だと思っていましたから、
その返答には、ちょっとびっくりです。
父が亡くなってからは、これはいい思い出の言葉になりました。
母子喧嘩も、今はだんだん少なくなってきています。
私が我慢しているからもありますが、
母が、気弱になってきて、自分から折り合いをつけるようにもなったからです。
母子で歩み寄って、けっこういい関係になりました。
そうなると勝手なもので、弱った母をみて、切なくなっています。
そうそう、補聴器

は、すったもんだありまして、次回にもちこしです。
代わりに、入れ歯を作り替えました。
歯医者さんに言った、母の一言
《そう何年もはつかわないでしょうから、
ちょこちょこっと簡単にお願いしますよ》
☆ ☆ ☆
ちょっと気になる事。
母のいるケーアーハウスは入居者は100人くらい。
昼間は毎日、デイサービスの人たちが外から50人くらい来ます。
1階ロビーはそこそこの社交場になっています。
そこによく、洋服やさん、靴やさん、バッグやさん、パンやさんなどが出張してきています。
そっと覗いてみましたが、いい値段がついてます。
高過ぎ

、売れ残りの処分品じゃないの

と意地悪な気持ちで見ていますが、これがなかなか盛況なのです。
チンドン屋じゃあるまいしのような派手なブラウスを
《あら、よく似合ってるよ。20は若く見えるよ

》
《年寄りは派手にしないと早く死ぬよ〜

》
おちょくってるのかなぁ
むかつくような接客なのです。
ところが、売れてるんですよ。
年をとると子ども返りするのでしょうか
1人が買うと、競争するように、次々にみんなが買うのです。
売上のいくばくかが、施設にはいるのでしょう。
なんだか、釈然としないです。
園では《みなさんが便利なように、業者さんに来ていただいている》
と言っています。
デイサービスも1回利用するには、個人負担、公的援助をあわせると
1万円くらいかかっています。
本当にそれに見合う介護サービスをみんなが受けているのでしょうか?
車いすに、ぼんやり座ったままで放置状態のかたがたをみると、疑問に思います。
介護の世界では、陰の部分できっとあざといことがいっぱいあるのでしょうね〜
こっちは笑える事。
園には午後のひと時、よくボランティアの訪問があります。
ピアノ、大正琴、ギターなどの演奏会、
演歌、童謡などのコンサート、子どもたちの学芸会などです。
どのかたがたも 《みなさんに元気を与えるために・・・》
って挨拶されます。
与える側だと思っているのです。
お年寄りは、サービス精神旺盛ですから、精一杯拍手してり、笑ったりしています。
とても聞けたような代物ではなくてもです。
(たいていは、とてもヘタです)
元気になれるのは、どっちのほうだ

って、笑えます。
Best Selection - BOSS 36頬のたるみがひどい人を、ブルドック顔って言うそうですが、
この子にも引き上げテープを使いましょうか。

3歳
昼食トマトとバジルのスパゲッティ
セレベスのバター煮
パプリカ/クレソンのじゃこ炒め
富有柿