2015年09月17日

母の終活・・(木)


実家の土地の境界線の確認に帰省していました。

今まで実家に帰っても、誰に会うということもなく、
地元を離れて50年にもなると、たいていの人は知らない顔です。

ところが今回は、お役所がらみですから、
町内総出で、顔ぶれがそろっていました。

昔遊んだ幼馴染が、みんな爺、婆になってね〜

うちの空き地の隣が自治会館なのです。

昔の洟垂れ小僧が、自治会長になっていて

『てこなちゃんは、もう東京の人じゃけん(本当は千葉なんだけど)
もう、こっちにはもどらんのじゃろ。
土地なんて二束三文なんだから、自治会に寄付してくれよ。
そしたらてこなちゃんの銅像′嘯トてやるけん。わーい(嬉しい顔)

だってさ。


色が真っ黒で、しょぼくれた男バッド(下向き矢印)の顔が・・
だれだっけ?

こっそり、元洟垂れにきいてみたら、やっぱり幼馴染の1人でした。
昔は田舎の貴公子ぴかぴか(新しい)だったのに。

先年、県知事選に立候補して、惨敗したそうな。

お金も元気も失くしてしまって、急に老け込んでしまったらしいのです。


境界線なんてほったらかして、昔話に花を咲かせて
楽しい帰省になりました。


 ☆   ☆   ☆


母の終活


最近の母は、人生総決算のつもりか
自分の一代記を作り始めています。


父は13年前に亡くなりましたが、

その死に際に、母の手を握って

『お前には、苦労をかけたの〜ありがとう。
お前を残して死にたくない。』

と、母は言います。

絶対、父はいう訳ないのです。
100パーセント、嘘なんですよ。
もし本当だったら、13年前に自慢しているはずですからね。

でもまぁ、だれに迷惑をかける話しではないから

『よかったね〜苦労がむくわれたね』

と、つきあっています。

だんだんと話しは、遡って

子どもの頃は、優秀で、娘時代は華やかで

結婚してからは、意地悪姑に泣き泣き耐えた、健気な嫁で

小姑のわがままも、笑って許し・・・


母の一生は、すばらしくいい女になっていきます。


先に死んだ、母の周りの人達が、あの世であきれていることでしょう。


私も、だんだん年をとってきて

こんな母の嘘話を、笑って聞けるようになりました。


 ☆   ☆   ☆

シャンプーしました。
ドライヤーにも喧嘩を売っています。

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posted by てこな at 21:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする