2017年10月14日

先祖の引越し・・(土)


実家の仏壇は、無人の家に置かれてもう5年になり、気にかかっていました。

母はもう実家に帰って生活することはないと思います。



連れ合いの母が亡くなったときに、やはり山形の仏壇は大きすぎて持ってくるわけにもいかず、
小さい仏壇を買いました。

夫婦ともに不信心なので、買ったものの扉は閉めっぱなし、
お花は造花、供物も乾きもの・・・
罰が当たりそうです。

その小さい仏壇に、両方の家に同居してもらうことにしました。

宗旨も違うし、大人数なのに、コンパクトにまとめるというのは
お手軽過ぎて、気が引けます。


ゆえに、どちらのお寺にも内緒の話しです。


先日、実家に帰った時、お寺に行って

『今の仏壇を処分して、新しい仏壇に移したいのですが・・・』


お住職曰く

処分!! そんな言葉はありませんよ。

ご本尊さまのお引越しということですね。

今のお仏壇のお位牌の魂を抜いて、新しいお位牌に魂を入れなくてはいけません。


新しい仏壇に入る大きさの位牌とご本尊さまとやらいう掛け軸のようなものを、
お寺にお願いしました。


私の祖父からの菩提寺ですから、筋を通さなくてはいけないと思ったのです。

それなりの手順を踏まないと母も納得しませんから。



九月吉日、住職さんに来ていただいて

魂を抜くのに1時間、新しい位牌に入魂するのに1時間。


2時間も朗々とお経を唱えても声が枯れないお坊さまにも感嘆です。


退屈なので教本を片手に、間違い探しをしましたが
本当に、ちゃんと間違いなく正しく唱えていました。

魂を抜いた位牌はお寺でお炊き揚げしてくれるそうです。

残った仏壇は、もう魂はないのだから、ただのゴミ?

ってわけにもいかず、やはり業者にたのんで持って行ってもらいました。


仏壇の引き出しの中から、祖父母のときの香典帳が出てきました。
40年以上前のものです。

うちは田舎の中の下くらいの家ですから、お葬式も質素なものです。

それでも300人以上の香典がありました。300円という金額もたくさんあります。
昔は隣近所、ちょっとした縁でも大切にしていたのでしょう。

お祖父ちゃんの日記とか、昔の写真などごっそり出て来て

これ、捨て難いです・・・




長年気にかかっていたことが解決しました。

新しい位牌に刻まれた、父や祖父母、曾祖父母、その他の方々を
家の仏壇に収めました。

連れ合いによると

『これは仏壇じゃない、メモリアルボックスだ』そうです。

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どっちにせよ

山形と丸亀の先祖代々が、狭い箱の中で芋の子を洗うように
せめぎ合ってることでしょう。



こちらは毎日小競り合いしています。

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昼食

蕎麦
あずきかぼちゃ
ほうれんそうのごまよごし
チコリとルッコラのサラダ
グレープフルーツ

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posted by てこな at 22:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする